毎月開催して頂ている圏域勉強会に参加してきました。
これまではZOOM参加だったのですが、最近受講した研修で「足を運んでなんぼの福祉」という言葉もあったので、対面参加です。
松戸市民会館の会議室で行われたのですが、思っていた以上に参加者も多く、活気のある勉強会だなと感じました。支援ワーカーさんには、事前に質問事項を考えておくように、と連絡もらっていたので、しっかり30個以上用意してましたが、参加者も多く、それどころではありませんでした(笑)
以前からブログを拝見していた我孫子のGHさんや、最近実地指導を受けられたGH、今後の事業展開を聞いてみたい方等いろんな立場の方とお会いできて刺激になりました。
今回の講座は「他のGHに聞いてみたいこと」がテーマ。当ホームのようにまだまだ歴史が浅い事業所にとっては、他GHがどのような運営をやられているか非常に気になります。以下実際に出ていたQ&Aを記録として残しておきます。全部じゃないですが、GH運営をされている方の参考になれば幸いです。
- 利用者さんや相談員さんにホームを知って頂くためにどんなことをしているか?
- 支援ワーカー、相談支援事業所、基幹相談センター等へのご挨拶
- 入居前後で生活がどのように変化したかのインタビュー記事作成(A4)
- 日中活動に行く事が困難な場合、日勤配置はしているか?
- 事業所と法人事務所が同ロケーションなので日勤配置している
- 平日休みの利用者さんのため常勤の日勤職員を配置している
- GH以外の事業展開をどう考えているか?
- 就労継続支援A、B、訪問看護ステーション、居宅介護(世話人業務は居宅介護のヘルパー業務に親和性があり人材を横スライドできる)
- 相談支援事業所、児童発達支援、放課後等デイサービス、福農連携
- なぜGHをやろうと思ったか?
- 当事者の親だから少しでも良い環境、人間関係を我が子に残すため福祉の道へ進んだ
- アパート、マンションでGHやっている事業所はどのように消防法をクリアしたのか?
- ここは回答が良く分からなかった。既存アパートの火災報知器(無線通信できないやつ)では消防法はクリアできないはずであり、自火報でなければならない。その場合、親機、子機をどのように設置するのか?アパート2部屋を確保し、1部屋を利用者用(子機設置)、1部屋を世話人用(親機設置)にするのだろうか。
- 医療連携はいつのタイミングで契約したらよいか?
- 運営開始前後いつでもOK。GH側に費用発生はしないため、GHの経営体質を強化する上でも連携しておくのが良い。当ホームも連携しているがメリットはあってもデメリットはない印象
- 夜間支援員(世話人)はどの程度の体制を組んでいるか?
- 当ホームは利用者4 対 世話人1のGH。世話人は女性かつ扶養の範囲内で働きたい方が多いため、1週間の夜勤と土日・祝の日勤を組んだ場合、6~7人雇用しなければ、1年間を回すのは難しいと思う。
- 日中活動に行く途中に、行方不明になった場合は誰が対応するのか?
- ホームという色が強いGHでは、管理者等が探したりすることがある。通所先事業所からすると通所してない(まだ受け入れてない)わけだから、GHでは?とのこと。この点は、既存福祉の行き届いていない箇所だと思う。GHと通所先や相談支援事業所間で連携して、動ける人が動くような密な連携をすべきではないか。社福や規模の大きい事業所であれば日勤者をつけれるが、小規模事業者には厳しい。
- 不真面目な夜間支援員に対しての対策はあるのか?
- 面接段階である程度フィルタリングする事は可能。例えば、週1しか入れない、という方はダブルワークの可能性が高く、本業を持っていることもあり疎かになりがちかも?。週3以上働く気がある、つまり本業としたい気持ちの方を採用すると良い。
- 実地指導の時、どんな項目に指摘があったか?
- シフト表を掲載することや支援記録に時分を書くこと、日中支援が必要だった理由等
- どんなホームを目指したいか?
- 「ホーム」として楽しく過ごす、穏やかに過ごす。もしくは自立訓練の場と考え、少しドライな関係性でもいいから、自立を促すホーム。この辺りは管理者やサビ管の考え方によってホームの特色が出てくるところだと感じる。
- 当ホームは、日々の食事を楽しく美味しく食べ、翌日元気に利用者さんを送り出せるホームを目指している。完全に管理者の嗜好が入っているが、「食」が人生の幸福に占める割合は、非常に高いと考えており、出来るだけ利用者さんには、健康で美味しい食事を取って、元気に二中活動を過ごしてもらいたい。
講座終わった後は、松戸市役所の障がい福祉課へ用事を済ませに行きました。今日は天気が良くサイクリング日和ですね。