お知らせと日記

地域個別ケア会議に参加

基幹センター主催の地域個別ケア会議に参加しました。医療、保健、福祉の従事者が集い、精神障害を有する方の精神科病院からの地域移行や地域定着について事例検討を行う場、また事例から課題を取り出し、市へ報告する場でもあります。

私は初めて参加したのですが、他法人の管理者、サビ管、支援員等と事例検討のグループワークが出来たのは、非常に学びが大きかった。架空事例を元に、GH生活へ移行できるように、支援者としてどのようなアセスメントを行うべきか。

ホームを利用される方は、「様々な」理由があり利用します。その様々なを紐解いていき、課題抽出。それが重要なアセスメント情報となります。私はグループホームの管理者ということもあり、ホームで生活するには?という視点で事例に臨んでいましたが、ご家族がいる場合は、ご家族支援も含め、ご本人の選択によってはご実家で生活することも検討した方が良いな、と当たり前の事に気づかされました。触れずらい事情のある方もいらっしゃるため、一概には言い切れませんが、視点として持っておかなければならないなと再確認。

会議内で、「地域生活支援拠点」の説明がありました。どうやら松戸市内は0拠点らしいです。。。え??って思い詳しく聞いてみると、病院等で入院している方が、地域生活に移る前段階の体験として利用する仕組みらしく、紫色の受給者証というより、黄色の地域移行の受給者証のようです。

なんで0拠点?と思い確認してみると、仮にGH側が体験の機会・場を提供しても国・自治体から収入が入るわけでもないようです。そのため拠点として使っていいよ、という事業者がいないとのこと。

収入が入らない、となるとボランティアですね。当ホームのように共同生活援助(戸建てタイプ)だと、他利用者さんも利用しているため、利用者さん同士の相性も考える必要があり、気軽にいいですよ、とは言えない。アパートタイプのように独立した生活空間が確保されているならば、まだいいかもしれませんが、いずれにしても収入が入らないけれど、支援が必要。これはビジネスモデルとして成り立たないため、制度が変わらないと今後も受け入れる事業所はいないのでは??