先日とある勉強会へ参加した時に、講師の話をメモメモ。
- いい支援をしよう!いい関係を作ろう!と考える人ほど、逆に暴力や本人が望まない支援になることが多い。
- 正面から向き合いすぎて距離が近すぎる場合が多い
- 「強度行動障害はこういった特性」と当てはめて考えると、枠から外れた場合に「支援困難」と判断しがち
- 彼らは合理的に行動しているだけである。ただしそれが「今の」社会生活において適当でない場合がある
どの業界もそうですが、事象に対してなぜ?なぜ?なぜ?を3回繰り返し、原因や対応を考える。「こういうものだ」という決めつけからスタートすると、考えが狭まり、すぐに「支援困難」の考えに行きついてしまう。
介護や福祉の業界は、経験年数がないとスキルアップ、給与アップにつながる資格は取得できない仕組みになっている。経験年数を重視する気持ちも分からなくもないが、社会福祉法人のような大きな組織で他事業所、サービスへの異動があり、年数が増すと経験も増える、ということが前提な気がする。
当ホームも含めて、民間企業参入により小規模事業者が増えている中、同じ部門で数年やっただけで有資格者とみていいのだろうか。経験すればするほど、障害特性は十人十色すぎて、大変だと感じることがある。同じ特性だからといって、同じ支援の仕方がマッチするかは別。経験年数よりも「支援経験人数」の方が重要でしょ。
私自身5年程度の経験で、当ホームの利用者さんしか支援対象ではないため、圧倒的に支援経験人数が少ないと思ってる。放課後デイや児童発達支援で働いたのも、支援経験人数を出来るだけ増やしたいからだ。圏域、県主催の勉強会へ参加し、他GH、事業所での支援例を聞いて少しでも知識を増やすためだ。
安定している時ほど、忙しくしていた方がよい。要は、新しい知識を吸収したり、事業につながる何かを仕込んだり。さて、もう今年も8か月を過ぎましたね。
今年中にもう1棟GHを開設できればと考えていたけど、なかなか厳しい状況になってきたかも。