図書館で何か読んでみたい本がないかと探していると、最近の保育について知れる本を発見!
「子どもが中心の共主体の保育へ」という本。
将来的に、認定こども園や保育所等を作りたいと思っているので「今時点」にどんな保育があるかを知っておくのも悪くないですね。
子どもの主体性を尊重する。保育ではよく聞く言葉だが、「主体性を子どものやりたいようにやらせる」と捉えている担当者もいる。そもそも主体性とは、自分自身の意志や判断に基づいて行動を決定することだ。では、幼児が意志や判断に基づいて泣いているのか?本能や感情ではないか?
これを主体性と捉えると、大人が考えた仕組みで回っている社会では、場合によっては犯罪者になってしまう時がある。例えば、目の前の美味しそうなお菓子があったからお金を払わず食べてしまうとかね。
幼児で求められる主体性は、本能、感情のような自分を主張するものと、周囲やいろんな事象への配慮とか責任を考える必要がある。特に後者に関しては保育者からの声掛けや促しで、気づけるようにできることが重要。保育者側がこどもの年齢に応じて習得しておいてほしい点、保育者の主体と、幼児自身が主張するものとの、折り合いを一緒に見つけて支援していくものが、共主体のようだ。
この本には、全国の幼稚園、保育所での優良事例として、自然環境、音楽、身体活動、性教育等多岐にわたった事例が掲載されており、目指すべき幼稚園、保育所の運営に役立つ情報がたくさんあった。
ビオトープの事例では、あるあるな話として、幼児たちが興味本位で昆虫、植物の命を軽率に扱うことに対して、どのように伝えていくのが良いか。
正直、これは障害のある幼児でないと成り立たないやり方じゃないか?と感じる。。。児童発達支援や放課後デイで行っている優良事例集も出版されないかなぁ。