お知らせと日記

知的障害者の自立生活

ダウン症のお子さんをお持ちの当事者さんと支援者の共著本。

この本を読むまでは、知的障害の方の一人暮らしは、「アパートタイプのグループホームに入居する」というイメージしかありませんでした。ただ、居宅介護や移動支援を活用して、本人が望む生活を実現している方の話を聞くと、わが子もこういった制度、支援者と協力することで、親元を離れ、支援を受けながら一人暮らしができるのではないか、と思いました。それにしても、良い支援者に出会えるってことは奇跡的なんだな、とつくづく思います。

わが子の自立に向けて、グループホームを始めたところもあり、新しい選択肢として考えてみようかと思います。居宅介護や移動支援は、GH支援ワーカーさんからも、GHと一緒に事業としてやっているところも多いですよー、と話は聞いていました。今後の事業展開に含めるかーーーも、しれないです。

就労継続支援B型も検討しており、またGHでも重度や触法等も検討に入っております。

移動支援は、松戸市が指定権者のサービスなのですが、これがまた使い勝手が悪い悪い(笑)

一番お願いしたい通院同行には使えない(病院までは送迎できるが院内までは支援してくれない)

そこが一番支援してほしいところなんだよー!と支援者として、また。親として思います。

普段から支援に関わっているGH職員や親が行く方が、生活の情報を伝えれる分、医療機関としても診察しやすいのはわかりますが、それならば、移動支援員が送迎をし、診察になったら医師と遠隔地にいる親が電話でスピーカーホンにして話せばいいのでは?

移動支援自体も、1日数時間しか利用できず、日をまたいでの利用は不可。そのため移動支援を受けれる範囲は、片道数時間程度の場所が限界。

先日利用者さんに「北海道に行ってみたい。九州もいいなぁ。宮島もね」と言われたとき、既存の制度ではそれは出来ないことにもどかしい思いがした。そうか、、、今の制度では障害者は、遠方へ旅行には行けないんだ、、、。