勉強会で知り合った相談員さんより「GH開設を考えている保護者がおり、開設について相談できないか?」という連絡があり、カフェで話してきました。
お子様が福祉的就労をされており、将来的には自分らでGH運営ができないか?と考えているそうです。少しでもイメージできるようにホームに適した物件、運営に必要な資金、人材採用、実際運営した場合の具体的な数字情報等を伝えました。
こういった相談は何度か受けたことがあり、GH運営で重要だと思っていることは、1つの福祉事業での経営はリスクがあり、なるべく複数事業、または独立した別業種の事業をやることだと伝えています。
GH運営は訓練等給付費を頂くことで事業が成立しますが、利用者さんがいないことには給付もなく、短期間で利用者さんがつかないことには、収支が成り立ちません。民間企業が参入しやすい業界となったため、利用者さん獲得も簡単ではありません。事業収入の目途が立たない状態では、経営者として冷静な判断、落ち着いた対応ができない場合もあります。経営状態が利用者支援にも影響してしまうことはあってはならない事ですが、事業収入がなければ従業員へも給与が支払えず、気持ちだけでは支援は続けることはできません。
別の事業をやる、と簡単に言われても難しいと感じる方もいるかもしれません。ただ、今はSNSで全国の様々なビジネス情報を得ることができ、自分の意志、行動力次第でいろんな業種の経営者とも話すことができます。そこで事業の種を見つけて、自分なりにビジネスを作り出すことができれば、新たな収入の柱が作れるかもしれません。「Xで情報収集するのはお勧めです」とも伝えました。
GH界隈も差別化、サービスの質向上を常に意識していかなければ淘汰される時代がやってきます。情報収集は怠らず、フットワーク軽めで引き続き頑張っていこうかと思います。