先日、千葉県障害者グループホーム講座を受講しました。
GH運営を行っていて感じるのは、業界として利用者が高齢期の方が多いということ。GHへ入居を考えるタイミングは、多くはご家族では支援が難しくなった場合、つまり支援者がご高齢となった場合です。その時の利用者の年齢は、ほとんどの方が50~60代。高齢期に差し掛かる方もいるため、知的障害のある方への支援も学んでおく必要があります。
一般的に知的障害のある方は、障害のない方に比べて早期に高齢化が進むと言われており、認知症も同様。いかに早期に把握できるか。
普段の支援の中でも、昔は○○出来ていたのに、最近忘れている事が多い、、、という習慣があると少し疑ってみる必要がありそうです。
講座では認知症の可能性について判断するツールを教えていただけました。
2007年に英国バーミンガム大学Deb教授らによって開発された知的障害者用認知症判別尺度
中身を見ると、そもそも知的知的障害のある方だったら該当しそうな点もあるので、本当に障害者用なのか?とも思いましたが、重要なのは過去の自分と比較して、今の自分がどのような点で出来ない事が増えているか。定期的なモニタリングで、本人の習慣やスキル面においての再アセスメントが、高齢期に入る方には重要になります。
もう1つ教えていただいたのが、MMSE(ミニメンタルステート検査)というもの。
こちらは障害者用というわけではないようです。
ちなみに、普段使っているAIに「障害者の認知症を判断するツールは?」と質問をしてみました。
すると、DSQIID以外にも、
Me-CDT→情報のソースが2012~2013年頃なので、あまり使用されていないかも。
ONSEI→AIが声を分析して手軽に認知機能をチェックできるもの。アプリが質問をするので、それに回答してチェックしているもの。これは新しいツールのようです。最近調べ物は、AIにやってもらうことが増えてきたので、楽になった反面、人でないと出来ない仕事が減っていっている現実に、障害者支援をするものとしては恐れを感じます。