お知らせと日記

相談支援員さんへのヒアリングからGHニーズを探る

2023.12.31

2023年もあっという間に過ぎましたね。今年目標に挙げていたグループホームを増やす事に関しては、年度内になりますが、ギリギリギリギリ達成できそうです。2物件に関しては既に契約済み。運営開始は2024年2月にみのり台に女性棟(定員4名)、2024年4月に鎌ヶ谷大仏に男性棟(定員4名)。

今後も必要な場所に必要な支援を提供していくことを念頭に、福祉事業所を作っていきたいと考えています。そのために近隣の相談支援事業所にアポを取り、相談員さんからニーズをヒアリングさせて頂くお時間をもらいました。ご協力してくださった相談員さん、貴重なお時間有難うございました。

以下、あがったニーズに対して制度有無に関係なく支援できる方法を模索していこうと思います。

  1. 通院同行がある住居
  2. シングルマザー(親が障害を持っており、親の支援、子育てをケアできる住居)
  3. 8050(親が高齢、子が障害を持つ場合に一緒に住める住居)
  4. 医療的ケアの方を受け入れ可能な住居
  5. アルコール依存の方への日中見守りが可能な住居

1.について

当ホームでも通院同行は行っていますが、利用者さんの置かれている状況、内容によって対応可否を判決定しています。例えば予約制の通院に関しては定期的に対応したり、突発的な病気等は当然ですが対応します。ただ通院場所が遠方30分以上離れている、入院対応等は別途有償で対応する方針としています。病院によって検査、診察、会計までの時間が読めない場所もあり、その方のみならば大丈夫なんですが、仮に全利用者が同様の状態になった場合、「入居時に通院大丈夫ですよ」というお約束が守れなくなるリスクがあるからです。安請け合いで利用者さん、そのご家族を困らせる事はできません。とはいえ、支援が必要という状況になったら動くとは思いますが、、、業界人は当たり前で行う事も各事業所が制度化するように動かないといつまで経っても、低賃金環境が変わりません。福祉の心で受けるのも大事ですが、現場の状況をどんどん発信していくことも大事です。

2.について

アパートタイプやサテライトタイプでの受け入れで可能な気もします。戸建てタイプのGHだと、子どもの鳴き声や対応に他利用者さんが困惑やストレスを感じる可能性があり厳しい気もする。アパート1棟8戸のうち、2戸を交流室、食堂に変えて、そこに世話人配置(できれば保育士や児童指導員等)して、シングルマザーやそのお子さんも支援、保育できる形ができそう。

3.について

2.同様に成人2名が住めるような2DKタイプのアパートで支援できそう

4.について

医療的ケアに関しては、私自身が知識不足な点もあり体制として必要な内容が、今時点で分かりません。ここは小児分野から考えていくべき課題なので、関連事業所から学ばせて頂かなければならないと思っています。

5.について

介護包括型では日中配置が難しいこともあり、日中支援型での支援になるのかな。アルコール依存者を支援経験がないため、病院や支援員と連携が必須。安易に受け入れるのではなく、本人の状態(特に、病院側から退院しても大丈夫、つまりお墨付きを貰えている状態)を確認した上で、受け入れなければ支援が難しいだろう、と相談員さんよりアドバイス頂きました。当ホームのサビ管からは、アルコールチェッカーで朝と晩にチェックすること、あとは金銭管理の徹底をすることで、ある程度支援の枠は作れるといったアドバイスも頂きました。前向きに検討していこうと思います。

福祉業界に関わって5年以上が経ちましたが、まだまだ分からない点、至らない点が多いです。息子がお世話になる業界ですので、私の出来る限りで業界に貢献できるように尽力したいと思います。来年もどうぞよろしくお願い致します。