お知らせと日記

障害者地域包括ケアネットワーク居住研修会に参加しました

最近、いろんな圏域の研修会、講座に参加しています。所属は松戸圏域、習志野圏域ですが、千葉県全体の圏域ワーカーさんが色々企画してくださっており、非常にためになるものばかり。そこで、思うのは、障害児を育てる当事者として、こんなに熱心に福祉の事を考えて動かれている方々が身近にいる事の安心感です。

ひたすらに試行錯誤し、生きにくさを感じる当事者に徹底的に寄り添う。福祉はビジネスとは違いますが、「問題解決」能力をビジネス以上に求められるのを感じる。「人の感情」、「人の特性」が大きく影響するので、いろんなパターンを想定し、積み上げていくしかない。

居住研修会ZOOMの様子

講座では、生活で生じる音に関して、音を出す人、音を気にする人の事例共有。

①「障がいのある方で、無意識、または気持ちが高ぶったとき等に音を出される方がいます。しかし、建物の構造上の問題や、近隣とのトラブルから安心して過ごせる生活がなかなかできない」

②「外を歩く人の音や近所の工事音、住宅設備の音が気になってしまい、安心して過ごせる生活ができない」

①、②の方々が、安心して過ごせる生活を手に入れるには、どうしたらよいか?。参加者同士で意見を出し合ったのですが、最終的な結論は、「当事者とのコミュケーションをしっかりとりアセスメントし、近隣の方とも早い段階で関係性を築けることが重要」ということ。

私たちが生活している街には多くの人が住んでおり、「それぞれの生活」がある。同じ街で生きていくには、古き良き日本にはあった「お互い様」の考え方が必要なのかもしれない。