お知らせと日記

千葉県主催の虐待防止研修を受講しました

ここのところ研修続きで年末に向けても従業員さんの面談や利用者さんとの定期面談。忙しくなってきますが、今年も残すところあとわずか。頑張りどころです。そろそろ年末年始の献立も考えようかと思ってます。

通常、日々の食事に関しては食材配達サービスを使って、献立まで考えて貰っていますが、年末年始は普段より美味しい年越しをしてほしい、と思って、利用者さんから好きな献立を聞いて組み立てています。今年は何になろうだろう。

本題に戻ります。千葉県にて定期的に開催してくださる虐待防止研修。障害福祉サービス事業の中でも、最も虐待事案が多いのが共同生活援助(グループホーム)。そしてその中でも知的障害のある利用者さんに対してが圧倒的に多いというデータがあります。データを見て、支援者としてはただただ憤りを感じました。

障害福祉サービス別虐待件数資料

障害のあるなしに関係なく、誰かを虐待することは決してあってはなりません。

なぜ虐待に至るのか?

そこには、支援者のメンタルが大きく影響しています。グループホームでは、国からの人員配置基準を元に、世話人、生活支援員を配置します。支援対象利用者が多いほど、多くの配置が必要となる。逆に支援対象者が少ない場合は、1人の支援者が、複数名の利用者支援をする場合もあります。

常に、業務中は心を安定させ、臨めている場合は良いのです。しかし、支援者も何かしら誰かの支援(生活サポートや仕事のフォローなど)を受けて生活しており、どこかに綻びが生まれると、業務に臨むメンタルにも影響してきます。

いつもならば、なんともない利用者さんの言動、行動にも好ましくない感情が生まれ、感情的、情緒的な対応をしてしまう、、、、。

当ホームで、従業員面談を定期的に行っているのは、まさにここが関係しています。従業員さんの心の安定が、利用者支援の安定につながります。従業者からの相談事や生活の変化などを出来るだけ早くキャッチアップすることが、ゆくゆくは利用者さんへの支援の質に関わってくると思っています。

感情的にならずに、まず最初に、「どうしたの?」「何かあった?」と優しく声掛けをして、見守ることから始めてください、と事業所内研修で必ず伝えています。

自分の中に1つでも、「こうしている時が一番幸せ」といった幸福な気持ちになれるパターンを持っている人は、安定したメンタルで仕事に臨めたりもします。

年末まで少し。行きつけのとんかつ屋さんでパワーチャージして頑張ります。